このサイトについて
(2000/04/26記)


 このたびは当サイトを訪問していただき、ありがとうございます。早いものでこのサイトを開設してから4ヶ月近くが経ちました。3月にカウンタを設置してから2800名を越える方々に訪問していただき、改めてフィレンツェの街への関心の高さを痛感しております。ここで作成者としてどのように考えているかを簡単に説明いたします。

 このサイトは一見解説本、ガイドブック風に造っておりますが、実はそうでありません。

 世の中にはフィレンツェについては実に多くのガイドがあります。この街はよそのサイトにも多く取り上げられています。ただ、その多くの記述はほとんど数ヶ所に偏っていると思います。具体的にはウフィツィ、ドゥオモ、ダビデ像、ヴェッキオ橋あたりに関しては山のように記述を見ることができますが、その他の所となると急に数が減り、全く無視されているような名所も数多くあります。

 今回フィレンツェを旅するにあたり、いろいろ調べるうちにその点を痛感いたしました。そこでフィレンツェのすばらしい美術を幅広く紹介するサイトを作ろうと思い立ったのです。ただあらゆる側面から紹介することはとても不可能ですから、私の大好きな教会関係を中心にすることにしました。

 ここに書いている内容は教養として皆様に教えるというものではありません。私が訪れた場所の歴史的背景などを簡単に記すことで、皆様にその場所に興味をもってもらえれば幸いだと思って書いております。ですから、どのガイドブックに書いてあっても、このサイトにはあえて載せていない内容もあります。あくまでも皆様が興味をもち、いずれは自分で色々フィレンツェのことを調べる際の一助になることを目指しております。

 また市販の美術書の丸写しのような解説は行っておりません。サイトの体裁という点では効果があるかもしれませんが、意味がないからです。

 それからこれはとても考えたのですが、美術館、教会などの開館時間情報なども載せないことにしました。イタリアという国はこの点ではあまり節操がなく、変更が多いため、正確な情報をお届けする自信がないからです。複数の日本のガイドブックを見ると、ウフィツィの開館時間一つ取ってもいろいろ食い違っております。季節、宗教的行事、修復、その他の様々な事情により、開館時間は複雑怪奇に変動するのが実情のようです。

 長くなりました。要するに何が言いたいのかと怒られてしまいそうですが、「フィレンツェにこんなところもあったんだ」「今度行ってみよう」などと思っていただければこれに勝る喜びはありません。