（by Cavoliさん）その１．
去年イタリア鉄道旅行したときにローマからナポリへ行ったのです。いわゆる鉄道パスを使ってたのですが、お馬鹿な私はなんにでも乗れると思ってEUROSTARにのりこんで「わーっ、すっげー。｣とか喜んでたら、やっぱり車掌さんが来ちゃいました。
ところがそのとき私の財布には３０００リラくらいしか入って無くて…。「やっべー、どうしよ。」と焦ってたら向かいにすわって新聞を読んでいた素敵な紳士が、さっとお金を払ってくれました。ほっとしたのと同時にちょっと怖いなあと思ってたら、その人は私を見てにっこり笑った後はまた新聞を読み始めて、駅に着いたらすっといなくなっていました。
実際怖い思いをしたこともあるので、油断しちゃいけないのですが、これは旅先で人情を感じた素敵な思いでのひとつです。
その２．
そのEUROSTARでナポリについた私ですが、ちょっとした仕事を抱えていて、その原稿をメールで送らなくてはいけないという状況にあったんですね。ノートパソは持っていってたし、結構大きなビジネス向けのホテルだったので、部屋で使えると思ったら駄目だったんですよ。まだそこまでできるようになってなくて（アッシジでは出来たのに…）。
しかしどうしてもすぐに送らなきゃいけなかった私は半べそでフロントに駆け込みました。すると、そこのお兄さんとおじさんのフロントマン2人は、自分たちの事務所に私をつれて行き、｢ここでやりなさい。」と言ってくれました。そのときの私は、仕事のことで頭が一杯だったんですけど、二人はコーヒーを入れてくれたり、バッテリーを充電してくれたり、すごく私を気遣ってくれ、終わるとまるで自分のことのように喜んでくれました。
結局私はそこに2時間くらいいたのですが、接続にかかったローマへの電話代も取られませんでした。今思えば、ちゃんとお礼をすれば良かった、と後悔しています。
（ちゃおちゃお的感想）
旅先での大ピンチにさりげなく親切にされるとうれしいですよね。こういうステキな経験をされた方、どうぞお話ください。
|
旅先での心温まる話２題