皆様からのお役立ち情報


イタリア電車の旅

(by イラリアさん)

 どこ行きのどんな電車に乗られるのかわからないのですが、イタリアに何度も旅行したり数年住んだ感想からいいますと、「乗れなかったことはない」…です。
 日本の旅行社はなんでもかんでも予約っていいますけど、したほうがいい場合とする必要がない場合があります。そのへんの使い分けがわかってないような気がします。
 ただ、気をつけないといけないことが…
 それは、日本のようになんでもスムースに物事がすすまないことを考えにいれて時間に余裕を持って行動すること、だとおもいます。
 なれないと、自動券売機ひとつ窓口での切符の買い方ひとつとっても勝手がちがいますから、・時間の余裕を持つ、・乗る前に確認をする、・必ず刻印をする…などなど

 それと、スーツケースなんかはまあ重いので入り口近くの荷物置き場にきちんと鍵をかけてれば問題ないとは思いますが、心配なら入り口が見えるあたりに席をとっておくか、そんなに混んでなくて他のひとにめいわくがかからない状況なら、座席と座席の間にけっこうな隙間もありますからちょっとした荷物なら置くことも可能です。

 持ち上げるのは仰る通り大変ですが、そばに男性がいたら、ちょっとにこっとすれば持ち上げてくれる可能性は大です。もちろん、そのあとは、盛大にありがとうスマイルを返しておけばオッケーです。<笑


(by O-callさん)

 Ilaria様も書かれておりますが、多分スーツケースなんてクソ重いものはそうそうとってかれる品物ではありません。

 私の経験を申し上げると昔カーニヴァル最終日にヴェニスからニースの夜行電車に乗りました。
あいにく混雑していてクシェットも寝台車も取れず、友達を席を予約しました。
 しかし、そこにはものすごーーーいくさいおやぢが一緒だったのです。挙げ句の果てに私たちの席を占領し、逆切れした友達はすごい勢いで喧嘩をしました。
 おかげで私のスーツケースを置くスペースはなく、しかたなく廊下に置く羽目になりました。
 ドアでも開けとけばいいやと思ったのですが、この時またとなりの五月蝿いおやぢーーが寒いと文句をいうので、マフラーのカバンに結びつけ、その端を自分でもってました。しかし爆睡してしまいましたが(^^;
とりあえず、朝起きても何事もなくそのカバンはありました。
 まぁ、私の場合貴重品等はそんなところには入れないし、はっきりいって旅先でかった絵葉書とか本とかどうでもいいのがつまってたので逆に持っていってくれたら荷物が軽くなっていいかもね〜ハハハーーーって感じにしか考えてなかったです。
 イタリアはよく盗難に注意しろといいますが、あまりそれに神経質になりすぎても旅が楽しくないです。常に警戒注意報オーラを発するのは非常に疲れます。そしてそれが途切れた瞬間がすごく危ないのではないかと思ってます。
 日本にもスリはいます。私の友達で短期間で二回も電車のなかで財布をスられた人もいます。ようは盗難なんてどこの国でも起こる可能性があるわけです。

 で、なにがいいたいかと言うと。
 席を全部予約していくと、指定席になりますから、となりに変な人がいても動けないということです。まぁ、空いてればいいでしょうけど、混んでて行き場が無かったら最悪です。 

 ずっと電車で移動するならユーレイルパスとかも有効かもしれないですね。ただしイタリアは普通に電車に乗っても比較的料金が安いのであまりお得感はないでしょうが。。国をはさんでヨーロッパ内をいろいろ回るなら便利でしょう。
 私も今回10時過ぎにダヴィンチ空港から電車に乗ったときは最初の車両に誰も乗ってなくて思わず隣まで行ってしまいました。。。


(by イタ語歴1年さん) 

 私も何度か電車で移動しましたが、2等の自由席の切符を当日買って、とくに問題なく乗れました。
 使ったのはローマ−ナポリとか、ミラノ−パルマとか、ミラノ−ベルガモとかです。あんまり南は行ってません。
 窓口でクレジット・カードを使ったこともあります。(タカシマヤVISAカードでした (^^;)自販機は、パニくりそうなので避けて有人窓口を使っています。
 大きい駅では、窓口の人も英語ができることが多いです。英語の表示が出てるとこではだいたい通じました。でも地方だとわからないので、枚数とか、xxまでとか1等・2等なんてコトバはイタ語で覚えておくといいです。

 あと、列車の種類によって同じ街に行くのでも値段が違うことがあります。ICとか、ユーロシティ(でしたっけ?国際特急)は別料金が追加されるんですね。
 私は1度、同じ方向の電車が15分違いくらいであって、ひとつはICでもうひとつは鈍行だったため、「ten-o-five?」と確認され、あせりました。10時05分発のほう?ってことだったんです。
 でも今までのところ、日本で手配してかなくても困ったことはありません。

 荷物だけは、自分で持ち上げられる大きさか考えて行くほーがいいと思います。
 親切にあげてくれた人もいれば、「なんじゃいこの子は」とゆー醒めた目で見てた人もいるので。
 お愛想が足りなかったんでしょーか・・・。


(by ほんとにまりあさん)

 イタリアの電車は、FIRENZE−PERUGIA間の往復に使いました。DIRETTO(日本でいう、昔の準急。今の東海道のアクティーかな?)なので、特別料金は不要。余りに運賃が安かったので、1等で往復しました。ガラガラでしたよ。もっとも、最オフシーズンの1月!
 窓口で万一、イタリア語が通じない時のために、紙に書いたものを用意していきました。(当時はまるきり駆け出しでしたので。)
 スーツケースは、すいていたので、足に繋いで横に置きました。軽いに越したことはありません。


(by CHE(QUE)さん)

 仏伊40日間旅行(←唯一の海外旅行経験)しましたが、全部電車でした。

 問題点としては、やはり買う時の手続きが面倒くさいということでしょう。窓口に並んで買わなければならないので、その手間を考えれば(時間がかかる・・・)旅程を決めてある程度まとめて買うのが良いです。  で、その旅程を決める際には、キオスクで売っている黄色い表紙の時刻表(北イタリア版・南イタリア版・全国版があったはず)のどれかを買って調べれば、簡単に分かりますよ(この作業も結構楽しい)。
 切符を買う時の言葉は本当に旅行会話集に載っているものが通用します。本当に困ったら、時刻表を出して、「ドマーニのこれウノ」と指差しちゃえばOKだし、まとめて買うのなら、一覧表に書き出してその紙を窓口のおじさんに渡すのも良かろうかと思います。対応も優しいものでしたよ(一部のいやそうなおばさん除く)。 

 ただし、案の定、巻き込まれそうになったトラブルはあります。
?ベルガモ→ミラノ間の電車で,不審人物につけられた。客が誰もいない電車の中を僕の行く車両行く車両を付いてきたので、結局、ミラノ中央駅で走って巻きました。角を曲がってダッシュです。(余談;この後,階段でシャブ注入中のおじさんと目が合う。)
?パレルモ→ナポリ間の夜行電車(クッチェッタすらなし!)の中には,盗み事を商売にしていそうな集団(10〜15人?)が薄ら笑いをうかべながら闊歩。「あぁハイエナだぁ」などという笑えない冗談を言いながら,とにかくコンパートメントに逃げ込んだ。あれはやばかった・・・(苦笑)。
※普通の観光客はこんなヤバイのは乗らないので参考資料として下さい(爆)。

 まぁとにかく人の異様に少ない電車・車両はマズイとは思います。
 それと、たしかに予約は必要ないと思いますね。あれを利用しているのは、日本の旅行会社だけなんじゃないかなぁ?と思えるくらい。ある駅(某ヴィチェンツァ駅)では,1等車両の予約席全部を日本人が占めていて他の席はガラガラという異様な列車も見ましたよ。これには,近くのイタリア人と目が合い苦笑し合った。そりゃ金持ちだと思われます。

 えぇっと。後は、経験で掴んだテクニック。
 それは・・・

「聖職者のいるコンパートメントは安全。」

 これは本当です(多分)。
 あのイタリア人がみんな真面目な顔で即席人生相談室になっていて笑えますが、電車に1人はいると思うのでホームで探しましょう。中でも年老いた修道女さんがいるコンパートメントは犯罪の「は」の文字さえ入る隙がないですね。うん、何故か年老いた修道女は犯罪を消す(多分)。

 それと・・・。

「サングラスはとても有効。」

 誰かにつけられたり(またはつけられていなくても)した時に,周囲の状況を,視線の動きを悟られずに監視することが出来ます。これはアドバンテージだったなぁ@泥棒との見えない戦い。

 ただ,なんだこうだ言って楽しかったです。電車の旅。
 もう一度行けたらやっぱり電車でしょうね。特に,ローカル電車に乗ると,地元民と触れ合えて楽しかったです。故意にローカル電車を選んで乗るようになってしまったくらいですから。

(by C.Cさん)

 電車・・・予約なんて全然アテになりませんでした。 全て現地でなんとかしました。わたしはイタリア語はもちろんのこと、英語も殆どダメですがなんとかなりました。
 がんばってくださいね。


(ちゃおちゃお的感想)
 たくさんのみなさまから電車の旅の体験談をお寄せいただき、ありがとうございました。やはり実際にどうだったか、というお話を伺うのが一番ですね。
 要するに、日本のようになんでも物事はスムーズに進むわけではないということを前もって覚悟しておくこと、最低でも切符を買うときの表現はイタリア語で言えるようにしておくことなど、ちょっとした心構えをしていれば、たいていの場合は楽しい旅が送れるようです。
 次回の私の旅でもこれらのご意見を是非、参考にさせていただきたいと思っております。

 

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