パラティーナ美術館(inピッティ宮)


 
 

 

ピッティ宮はフィレンツェの大商人ルカ・ピッティの建てた私邸を、コジモ一世の妃エレオノーラが買いとって改修した物です。

グイッチャルディーニ通りを歩いてくると、急に目の前が開けてこの建物が目に飛び込んでくるので、ちょっと感激。 

なんか、どーんとした建物です。

幅が広く1枚の写真に収まりません。

     
 

ピッティ宮の中庭。

ピッティ宮には7つもの博物館や美術館が同居しています。

右側に見えるのがボーボリ庭園への入り口。

ちなみに同行者が、ボーボリ庭園のチケットを買おうとしたところ、「これはパラティーナのチケットじゃないぞ、大丈夫か?」と何度も向こうの係に念をおされたそうです。

間違える人が多いのだろうなあ。

       
  パラティーナ美術館のシャンデリア。

宮殿ぽいながめです。ヴェッキオ宮より新しいことがよくわかります。

 
       
 

窓から見えるボーボリ庭園。とてもいい感じです。  
       
  むかしのピッティ宮の模型。

今よりもこちらの方がいい感じです。

 
  これは有名なプロメテウスの間。
ここは思わず写真にしてしまいます。(しかも皆このアングル...)

 
       
 

まあこんなものもあります。メディチのコレクションなんですけど、とにかく年代も作者もバラバラに展示してあって、鑑賞が大変です。  
       
  ここにはラファエロやティツィアーノの傑作がいくつかあります。
詳しくは解説書をご覧下さい。

 
       
 

君主の居室。豪華なんだけど結構暮らしにくそう。  
       
うーん、ここはどう評価しましょう。
ラファエロやティツィアーノの作品を見ることはできます。ただ美術館として見ると、非常に採光が悪く、鑑賞が満足にできない絵も多いです。また絵がばらばらに展示してあるのも、「コレクション」という雰囲気は伝わってくるのですが、絵を観にくくする一因です。大公のコレクションの雰囲気を味わうのにはいいとは思いますが・・・。

「君主の居室」も確かに私の家よりは豪華なのですが、まあヴェルサイユなんかには及ぶべくもありませんね。大公の暮らしを味わうにはいいとはおもいますが・・・。
窓から見えたボーボリ庭園はちょっと素敵そうでした。あっちも行きたかったな。