サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会 |
有名なサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場に面して建っています。 捨子養育院の隣といったほうがわかりやすいでしょうか。 広場に比べるとあまり有名でないこの教会は、13世紀に創建され、15世紀にミケロッツォによって再建されたものです。 |
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玄関を入ると柱廊があります。かつて多くの誓願の札が掛けられていたため、「誓いの柱廊」と呼ばれています。 ここは多くのフレスコ画で壁を飾られています。 また天井にはガラスがはめられています。ガラス一面に「S」の字が模様になっており、ちょっとアールヌーヴォー風で素敵でした。 |
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「誓いの柱廊」のフレスコ画の一つ、ポントルモの「聖母の訪問」。 たしか聖マリアが聖エリザベート(洗礼者ヨハネの母)を訪問するというような主題だったと思います。 |
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教会本堂に入るとまず暗くてびっくり。壁に色大理石を使っているせいらしい。 目が慣れてくると、内部が盛大にバロック風に飾られているのがわかってきます。 ちなみに構造は単廊式です。 |
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正面の主祭壇です。 写真を見直して気がついたのですが、祭壇の下には誰か聖人か福者の遺体が安置されているようです。 |
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入り口左側にある「小礼拝堂」。ミケロッツォの作です。この礼拝堂に納められている聖母像は天使が画いたものと信じられ、町の人々に信奉されてきました。 今でも祈りをささげる人々の姿が絶えません。 |
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小礼拝堂を正面から。みんな祈っています。 そういえば、イタリア国営放送RAIが撮影にきていました。 あとでTVで観たのですが、来年”2000年スペシャル”で各地の教会の紹介番組を作っているのだそうです。 |
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バロックの面目躍如たる説教壇です。写真では青っぽく写っていますが、実物はもっと赤紫っぽい色をしています。 |
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これはどう見ても墓碑パネルに見えるのですが。 | ||
「あ、暗い。でも結構けばい」というのが第一印象で、サン・ロレンツォ教会などとは対照的です。どちらかというと「誓いの回廊」のほうが美術鑑賞にはむいています。ただこの教会が今も地元の人々の真摯な祈りの場であることはまちがいありません。 内部の壁の色は独特。少なくともフィレンツェではこんな色の教会を他に見なかったなぁ。よそでは普通なのでしょうか。 装飾に興味のある人にも面白いと思います。バロックが好きな人にはたまらないかもしれません。 |