サン・マルコ教会


 

カヴール通りを北上するとサン・マルコ教会、サン・マルコ美術館に面したこの広場にぶつかります。

有名なサン・マルコ美術館にくっついて横にあるのがサン・マルコ教会です。そのため間違って入ってしまう人も多いようですが、美術館と入り口は別です。

   

教会入り口方向から主祭壇を見るとこんな感じです。

内部は単廊式で比較的小型の教会です。

建てられたのは14世紀ですが16世紀以降改修されて、バロック的な色彩の濃い内装になりました。

   

側面にいくつもの小さな礼拝堂が埋めこまれています。

クリスマスが近いので「プレゼピオ」も飾られています。

     

さすがにサヴォナローラゆかりの教会。

小学校低学年ぐらいの地元の女の子がおばあさんに連れられて来ていました。
「これ、だぁれ?」「サヴォナローラよ」「サヴォナローラ???」という会話が耳に入ってきました。
小さい子には説明が難しいものがたくさんあるのもイタリアです。

     
礼拝堂の間にあったフレスコ画です。結構古いもののようです。

     

主祭壇左手にある「聖アントニーノの礼拝堂」。16世紀にジャンボローニャが設計しました。フレスコ画に飾られた豪華な空間です。
     

「聖アントニーノの礼拝堂」には聖アントニーノの遺骸が納められているようです。(よくわかりませんが)

聖人の遺体に対する崇拝は、中世〜ルネサンス期を通じて普通に行われていたようです。

     

側廊入り口近くに飾られているフラ・バルトロメオの「玉座の聖母と聖人達」。
     

入り口扉上の大きなジョット派十字架像(14世紀頃)。

     
有名なサン・マルコ美術館の横にあります。中はバロック風で明るく、そんなに大きくないため、サン・マルコ美術館の入場行列待ちがあったとき、交代で覗くのにいいでしょう。