サン・ミニアート・アル・モンテ教会


 
ミケランジェロ広場からさらにちょっと上った所にある ”ちゃおちゃお大推薦”の教会。それがサン・ミニアート・アル・モンテ教会です。日本語にすれば「山の聖ミニアート教会」となります。

右の写真はそのちょっと手前にあるサン・サルバトーレ・アルモンテ教会です。ここはミケランジェロ設計による教会で簡素な美しい内装なのだそうですが、体力の関係で見逃しました。

       

これがサンミニアート・アル・モンテ教会。

ロマネスク様式のファサードをもつ13世紀頃の教会です。

”ロマネスク”いわゆるイタリアン・ゴチックはちゃおちゃおを魅了してやまないのです。

       
アル・モンテ教会の前の墓地。多分ここは高級墓地なんだろうなあ。写ってない所には礼拝所みたいになっているのがいくつもあります。

ちょっと外れた所にはコインロッカー状態のも・・・。

       

アル・モンテ教会の前からの眺め。ミケランジェロ広場よりもさらに高い位置からさらに良い眺望で街を見おろせます。これは掛け値なしにすばらしい!もー、ちゃおちゃお大満足。お墓の中の人も大満足?
       

教会内に一歩入るとそこは荘厳な空間です。
柱廊とそれを支えるアーチが美しい空間を作っています。

正面手前に比較的小型の礼拝堂があります。これはミケロッツォ・ミケロッツィが作ったもので、中に十字架像が納められています。

奥の後陣の天井は「玉座のキリスト」の金のモザイクです。(13世紀)

       
簡素でありながら、きわめて美しい天井。見飽きることがありません。

この天井もサンタ・クローチェと同様に木製です。

   

側廊部分の聖人像。厳かな雰囲気が伝わってきます。
     
側廊部分の多分マリア像。受胎告知の場面なのではないかと勝手に想像しています。

絵のパターンからルネサンス以前のものだということが判るでしょう。

     

これは聖具室を飾るフレスコ画。「聖ベネディクトの生涯」。

ここだけは比較的明るい空間でした。四方を聖ベネディクトのエピソードが飾っています。

       
後陣の地下部は地下墓室になっています。

コリント風の列柱が支える半地下の空間で、聖ミニアートの遺骨が納められています。ここもちょっと不思議な空間。

       
小さな教会ですが、荘厳で見所も多いです。とにかく街から遠いのが難点ですが、それもすばらしい眺めと相殺されます。場所が場所だけに人っ子一人いないのでは、と思って訪ねたのですが、中には結構観光客がいました。
街中のルネサンス風とちょっと違ったロマネスク風を存分に味わうことができます。
晴れていれば絶対、大推薦!!!