ヴェッキオ橋


 
ウフィッツィ美術館2階は ヴェッキオ橋の格好の鑑賞ポイントでもあります。この古い(ヴェッキオ)橋は、その名の通りフィレンツェで最も古いものです。

現在の橋は14世紀に造りなおされたものですが、それから6世紀も当時の面影をとどめているのだそうです。

コジモ一世の時代ピッティ宮とウフィッツィをつなぐ「バザーリの回廊」がつくられました。ここは現在ウフィッツィ美術館の延長として多くの絵が展示されているのだそうです。

       

もともと橋の上は肉屋が建ち並んでいました。しかしあまりの臭いに上を往来していた大公が閉口し、すべて撤去させました。

現在宝飾店が建ち並んでいます。

写真はチェントロ側からみた橋の様子ですが、言われなければ、ここが橋の上とは気づかないかも知れませんね。

     
橋の上の店はどれもきらきら輝いています。面白いのは、店を閉じるときショーウインドウに上と下から板をかぶせて、それを錠前で閉じてしまうのです。

まるで店がひとつの長持ちのようにふたをされてしまいます。

     
この橋の上のお店というのは、結構歴史がある老舗や高級店なのだそうです。

ただのお土産屋と思ってはいけません。商品は値札がつけられてないものも多く、ちょっと冷やかせる雰囲気ではありません。

     

橋の中央部から見た眺め。左に見えるのはウフィッツィ美術館です。
     

夜のヴェッキオ橋。夜もごらんの通り人通りが絶えることはありません。実際この橋の周りはフィレンツェでも人通りの多いところです。

また橋の上は大型のバスなどが入ってこないので、歩いていて安心できる数少ない地域でもあります。

   
夜の眺めもまた素敵。これは橋の中央から下流側を眺めたものです。

     

ヴェッキオ橋から2つ下流にあるPonte alla Carraiaから眺めたサンタ・トリニタ橋とヴェッキオ橋。

ここで外人さんに(あ、ちゃおちゃおの方が外人か)、この風景をバックにカメラのシャッターを押してくれと頼まれました。

ついでに自分のカメラもパチリ。