バルジェッロ美術館・1


 
  ここが?と我が目を疑うようなバルジェロ美術館入り口。

でも壁には馬をつなぐための金具がついていて(昔の駐車場のようなものです)、これがかなり古い時代の建物であることがわかります。

     
    ここは1階ミケランジェロの作品がたくさんある部屋です。

多分、教科書や学校の美術室で一度は見たことのある有名な「ブルータス」の胸像や「アポロ」、円形の聖母子の浮き彫り「トンド・ピッティ」などが展示されています。

これまた有名な「バッカス」像。

     
  「ピサを征服したフィレンツェ」の寓意像。

かわいそうなピサ・・・。

     
     
 

バルジェロ美術館の建物は、もともとは1200年代の半ばに、司法長官、あるいは警察長官といった役職のポデスタ(16世紀以降はバルジェッロ)の官邸として建てられました。ここの塔は当時のフィレンツェで最も高いものでした。

当時はこの中庭の井戸の辺りに処刑台が常設されていたそうです。おお、こわ〜。

     
  中庭に面した外壁には、中世の家紋のレリーフが所狭しとはめ込まれています。

     
 

中庭の外階段を上がるとバルコニーに出ます。

ジャンボローニャのブロンズ彫刻「鷲」「孔雀」「七面鳥」「ふくろう」などの動物シリーズは、メディチ家の別荘を飾っていました。

一本足でアクロバティックに立つ「マーキュリー」もあります。

       
  最も重要な「大委員会の広間」と呼ばれている大きな広間に出ます。

       
ミケランジェロの有名な彫刻の数々もいいのですが、ちゃおちゃお的には中庭がお気に入り。
中世の家紋のレリーフはいくら見ても見あきることはありません。
 

「バルジェッロ美術館・2」