Duomo・2


 
 

礼拝堂から入り口側を見て。

サヴォナローラもこの教会内で説教をしたのだそうです。

メディチ家打倒をねらった「パッツィ家の陰謀」の舞台もこの教会の内部。しかもミサの最中でした。

この教会はフィレンツェの歴史の生き証人でもあります。

  これは側廊部分に置かれた「玉座の聖バルトロメオ」の像。これも決して小さいものではないのですが、とにかく教会内部が大きいので、とてもこじんまりと見えてしまいます。

       
 

これも側廊部分に置かれたミケリーノ作の「神曲を持つダンテの肖像」。これも大きな絵です。(下の人と比較してください。)
       
  正面祭壇の十字架。B・ダ・マイアーノの作品です。

よくみると蝋燭がすごく長い。

       
 

正面祭壇上のクーポラ内部の「最後の審判」。(ヴァザーリその他作)巨大な絵画です。

ちょっとだまし絵風になっています。

 
       
  新聖具室です。「パッツィ家の陰謀」でロレンツォとジュリアーノの兄弟はナイフをもった一群の陰謀者に襲われます。

ジュリアーノは死亡。傷を負ったロレンツォが辛くも逃れ、仲間とバリケードを作ってたてこもったのがこの聖具室です。やがて手勢が駆けつけ彼らは救助され、陰謀は失敗に終わりました。

ここは入り口も小さく、確かに立てこもるにはよかったでしょうね。

 
       
 

ドゥオモ正面にはめ込まれた大理石のパネル。

どうやら寄進者を記念するためのもののようです。

でもこうやって永遠に名前が残るなら、ちゃおちゃおも寄進したかった。今からじゃだめ?

 
       
  夜はライトアップされます。とても美しく神秘的な眺めでした。

 
       
ドゥオモ内部は各国の観光客でとてもにぎやかです。改めてフィレンツェの人気を認識できます。 ただし、日曜の午前中は観光客が入れないのでご注意ください。(1999現在)そんな時はファサードをじっくり鑑賞してみましょう。それだけで時間はいくらでもかけられます。

それから、これはちょっと残念なのですが、正面のファサードの美しさに比べ、教会の側面やドームの裏側あたりの汚れはとてもひどく、大理石がどす黒くなっています。
早くクリーニングしてほしいものです。
 

「Duomo・1」