シエナ ドゥオモ・1


 

フィレンツェから長距離バスや車で1時間でシエナに到着です。
まずはドゥオモにやってきましたが、残念ながらファサードは全面改装中で布がかかっていました。これはドゥオモの鐘楼です。白と緑の大理石の縞模様が印象的です。(写真提供:稲穂さん)

1999年に訪問した時は、ドゥオモは無料で入場できましたが、2005年夏には入場料を取るようになっていました。この5年間で、イタリア国内の主だった美術館は撮影禁止のところが大幅に増え、フィレンツェの有名な教会も拝観料を取るようになるなど、美術品の保存と維持のため、ずいぶん状況が変わってきています。
   

白と緑の大理石の縞模様は、鐘楼だけではありません。三廊式の教会内部の柱や壁にもすべて同様の縞模様が使われています。
   

これは8月のドゥオモ内部の様子です。毎年7月と8月にカンポ広場で行われる有名なパリオがもうすぐです。
各コントラーダ(地区)の旗が堂内を埋め尽くして、お祭り気分が盛り上がっています。
 
身廊のアーチの上には、歴代教皇の171の胸像がずらっと並んで下を見下ろしていてちょっと不気味。

   

「ピッコロミニ家の豪華な主祭壇」です。このときはあまり近づけなかったのですが、ミケランジェロやヤコポ・デッラ・クェルチャの彫刻などもあるそうです。

普段は写真左のような様子なのですが、パリオを直前に控えた夏の主祭壇は写真右のように華やかな雰囲気でした。聖母子像の周りに、各コントラーダの旗を奉献し、自分たちの地区の勝利を祈願しているのでしょう。

   

「シエナドゥオモ・2」