ウフィッツィ美術館・1 |
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さあ、やってきました。ウフィッツィ美術館。 写真はその廊下。この美術館は意外に大きくありません。 |
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ここは第2室。チマブエ、ジォット、ドゥッチョの手になる「荘厳の聖母」が集まっています。 作品の年代が新しくルネサンス期に近づくにつれ、マリアや天使たちが人間味を帯びて来ます。 |
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あなたはどちらがお好みですか? 上はドゥッチョの「荘厳の聖母」の天使。 |
こちらはジォットの描いた天使。 | |
14世紀のフィレンツェの祭壇画。 男の人がしげしげとのぞきこんでいます。でも、あんまり近づくと、センサーが反応してブザーが鳴り出しますので、ご注意を。 |
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第5、6室にはゴシック風絵画が集められています。 左はダ・ファブリアーノの「マギの礼拝」。 |
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ロレンツォ・モナコの「聖母戴冠」。 立派な祭壇画です。この部屋の中でもとても目立ちます。 |
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第7室の「聖アンナと聖母子」。 マサッチョ若干24歳の時の作品です。 マリア、イエスどちらも「血肉」の存在を感じさせます。このように描くことは当時は画期的なことだったのです。 |
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フィリッポ・リッピの「聖母子像」。 マリアのモデルをした美しい尼僧と恋仲になり、駆け落ちし、俗還して晴れて夫婦となったというのは有名なエピソード。 当時は本人の意志に反して僧院や尼僧院に入れられてしまう人も多かったため、このようなケースは結構あったようです。 ここに描かれているのは宗教的なシンボルとしての聖母ではなく、生身の人間としての優しい母親です。 それにしてもなんと美しいマリア様。フィリッポ・リッピならずとも心を奪われてしまうのも納得します。 |
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